埼玉県歯科医師会(井坂義昭会長)は二日、創立百周年を記念し、全会員の歯科医院約二千三百カ所にAED(自動体外式除細動器)を設置すると発表した。歯科医師らが講習を受けるのを待って、二〇〇九年四月ごろまでに順次整備していく。同会は「『埼玉の歯科医に行けばAEDがある』と認識してもらえる存在になりたい」と話している。
同会は「(全歯科医院にAEDを設置するのは)全国の歯科医師会で初めてではないか」と話している。
同会は一九〇八年に創立し来年百周年を迎える。記念事業として同会は、約四億円かけてAEDを購入し、今年十一月から無償貸与することを決めた。歯科医師はAED講習を受け、救急救命の技術を向上させるという。通行人にも分かるようにそれぞれの医療機関が、AED設置場所であることを示す掲示をする予定だ。
県は今月から設置場所を携帯電話やパソコンから検索できるシステムをスタートさせている。同会は県に情報提供をしながら、設置場所を周知する考えだ。
井坂会長は「決まりきった式典ではなく、社会貢献するような事業にしたかった」と話している。県薬務課によると、昨年十一月現在、県内にAEDは三千百三十二台。一〇年までに八千五百台にする目標を立てている。
埼玉新聞 - 2007年8月2日







